革の?木の?真鍮の?小さな小物できました

 

アトリエわっか

 

ひらがなで「わっか」

 

横文字でシュッとした感じは

ちょっと背伸びをした感じがして

 

ひらがなで「わっか」

 

そんな名前の靴と小物と教室の革工房の「アトリエわっか」

 

明石の片隅にある小さなアトリエでは

ちいさな革小物ができました

 

ベースに使っているのは

立体的な四角い「木」

 

これを手で削って丸みを出して

革と真鍮の金具を取り付けて

キーホルダーに仕上げました

 

正面には四角く切った革を釘で留めて

 

上面には革を金具で留めています

 

そして下面には「わっか」の焼き印を…

 

 

じーーっと見てると

 

だんだん顔にも見えてくる

 

小さなキーホルダー

 

木と革と真鍮

 

好きな素材でカタチにした

小さな革?木?の小物

 

 

どれもこれも1点物

 

よーく見ると木目も違えば

表情も少しづつ違います

 

どうぞお気に入りの1つを見つけてください

 

 

今週末に出展するイベント

神戸のハーバーランドで4月1日に行われる

「ハーバーマーケット」でも展示・販売いたします

 

予報ではポカポカ陽気のお出かけ日和…

 

どうぞご予定合いましたら

遊びにいらしてください

 

よろしくお願いします

 

靴の教室… ヒールをいちまいずつ積み上げる

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

この小さな工房では商品の制作だけじゃなく

手づくりでいちから作っていく

靴の教室も行っています

 

本日は制作も後半戦まで進んできた教室の様子

生徒さんの1足の靴の紹介です

 

これは靴の裏側…

前回の教室の記事ではこの靴底にチクチクチクと見える糸目

この「マッケイ」と呼ばれている底縫いの工程を紹介しました

 

手で縫いをかけた「マッケイ製法」を終えると

次に待っているのはカカトの部分

ヒールを付けていきます

 

 

糊を塗って…

一枚ずつ貼り合わせ

手包丁で切り整える

 

そして、釘を打ちこんでしっかり固定する

 

右足と左足

片足やってはもう片足

順番に順番に

 

1枚づつ積み上げて…

 

トップリフトには天革と呼ばれる

ゴムと革が合体しているものを今回は使用しました

 

ソールやヒールの積み上げで使っている革は

ベンズという、厚みもあり硬さもある丈夫な革です

慣れないと切りにくい革ですが

このトップリフトで使われているゴム…

更に硬いんです

 

消耗品である革靴のヒール

履いていくとどうしても擦り減っていく部分ですが

少しでも長持ちするように硬いゴムが使われています

 

なので切るのも一苦労です

力任せに切るもの1つの手ですが

コツを掴めば…あんまり力を入れなくても切れたりします

 

と言っても、こればっかりはやってみないと分からないかもしれません

 

そして…

切り終わった姿がコチラです…

 

手で整えられたヒール部分

後ろ姿はもう出来上がり?

 

そんな雰囲気もありますが

完成まではあともう少しです

 

ここまでカタチになると

早く履きたい気持ちを抑えつつ…

 

あともう一息

頑張って作っていきましょう

 

 

アトリエわっかの靴教室

随時生徒さま募集しています

手づくり・モノづくりがお好きな方は是非体験してみてください

何か気になることがありましたらお気軽にお問合せください→contact

 

湊川公園手しごと市 ポカポカ陽気の1日ありがとうございました 

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

小さなちいさなアトリエで作ったアイテムを引っさげて…

 

週末はイベントに出展してきました

 

今回で4回目となる「湊川公園手しごと市」

 

こんなところに

こんな芝生の公園があるの?!

 

といった、少し変わったところにあるこの湊川公園

 

普通に自転車や自動車で走っているだけじゃ見つけられないこの公園

 

隠れてはいないけど

隠れ家的な公園でほぼ毎月行われている手しごと市です

天気も気候も最高の1日の中

出展してきました

 

ポカポカの太陽の日差しと

生演奏の音楽

子供の遊びまわる楽しそうな声

 

老若男女が穏やかな表情で春のおでかけを楽しんでおられました

 

これまで出展してきたときよりも多くの方々が

お越しになって頂けたような

そんな気がします

 

久しぶりにお会いできた方々

初めましての方々、

お越しいただきましてありがとうございました

 

作っている時間も楽しいけど

作ったものを気に入ってもらえる方に出会えるのは

やっぱり嬉しいです

 

万人に受け入れてもらえるようなものを

作りだせているとは全く思っていないので

同じ感覚を持っているお方にお会いできるのが

なんとも嬉しい…

 

今回もたくさんたくさん

出会っていただきましてありがとうございました

また、今週末にも出展を予定しています

 

次は4月1日(日曜)に神戸のハーバーランドで行われる

「ハーバーマーケット」

 

どうぞご予定合いましたら遊びにいらしてください

よろしくお願いします

 

stompという名前のシンプルな革靴…黒いレザーのオーダー靴 ③ (完成編)

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

イベント出展の際にオーダーを頂いて作り始めていた

stomp( ストンプ)という名前の革靴もいよいよ完成です

 

使用した革は黒のオイルレザー

大人な雰囲気があるこのレザーをベースに

ソールから紐まですべて黒のワントーンで統一した

1足ができあがりました

 

つま先と踵部のパーツには「裏」を表に見えるように使い

ソールは黒のロウ仕上げにしているので

すべて「黒」の1色ですが

いろんな種類の「黒」を混ぜた立体感のある表情に仕上がりました

靴のオーダーの場合はできあがりまで

大体40日前後のお時間を頂いています

 

作り始めて1日でできる革小物とは異なり

革靴はどうしても完成までには時間がかかってしまいます

 

今回も大変お待たせしましたが

 

いよいよお渡しの日…(アトリエまで受け取りに来ていただけました)

 

着用した時に撮影もさせていただきました

この日はデニムと合わせたスタイルで

大人のカジュアル

まるで履いてこられたような雰囲気もあり

とてもお似合いでした

たまたまイベントで見つけていただいたことがきっかけで

アトリエまで来ていただき、

そしてアトリエわっかの靴を履いてもらえる…

偶然かもしれませんが

こういった出会いがなんとも嬉しい…

 

アトリエを始めて良かったなぁーと思える瞬間です

 

1年通して使いやすいデザインの 「stomp」

これからいろんなスタイルで履いてもらえれば嬉しいです

 

どうぞ色んなところへ連れて行ってあげてください

 

ありがとうございました

 

stompという名前のシンプルな革靴…黒いレザーのオーダー靴 ②

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

この小さな工房で作られている

手づくりの革靴や革小物たち…

 

本日は前回の続きのお話を

 

オーダーを頂いていた1足の革靴

 

stomp( ストンプ)という名前の革靴です

 

黒のオイルレザーを使用したアッパーで

作り進めているこちらの1足

 

カジュアルだけど、どことなく大人の雰囲気も持ち合わせた

シンプルで どんな服装にも合わせやすい

stompという名前の革靴

 

普段使いしやすい革靴です

 

底縫いを施してから踵にヒールを積み上げて…

 

 

切って、削って 整えます

 

手作業だけで作る靴

アトリエわっかの手製靴

 

同じデザインの同じサイズの靴でも

正直言って100%同じには作れません

 

1足1足どうしても少し違う靴の顔になってしまいます

それは機械のように同じ力加減には

まだまだできない技術的な問題と

履いてもらう人を想いながら作っているからだと思います

 

そんなこんなで制作も終盤戦

 

 

今回は仕上げにソールにロウを染み込ませていきます

黒のロウを塗り込んで

コンロで熱した「ズボラ」と「イチョウ」という名前の

専用のコテ使用して

ナチュラルカラーのソールに染み込ませていくと…

 

白黒の画像でも違いがわかる

黒くツヤ感のある仕上がりに…

 

後は中敷きと靴紐を用意して…

 

黒いオイルレザーの  stomp  という名前の革靴

次回 完成です…

 

つづく

 

stompという名前のシンプルな革靴…黒いレザーのオーダー靴 ①

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

すべてのアイテムを手づくりで制作している

小さなちいさな工房です

 

本日はオーダーを頂いていた革靴のお話を…

 

作っているのは「stomp」という名前の革靴です

つま先と踵以外は裏革を使用しておらず

ミシンステッチもできるだけ少なく組み立てたので

スッキリしたシンプルな印象のアッパーを

細身の木型に添わせます

 

画像にもあるように釘を使いながら仮止めし、糊を使って固定して…

 

つま先部分の裏側は

細かい皺がたくさん寄ってきます…

 

こうやって画像で客観的に見ると

なんだか餃子とか小籠包みたいな中華な雰囲気ですが…

 

「靴」となってから

皺が見えるところに残らないように

裏側にギュッと入れ込んでいます

 

そして…

ピタっと木型に添わせて

靴のカタチになりました

 

使用している革は黒のオイルレザーの「表と裏」

両面をつま先、本体、踵といったパーツごとに使い分けて

コントラストがでるようにしています

ここから一回り大きく裁った底革を貼り合わせて

 

革包丁で切り整えると…

同じようで同じじゃない…

 

画像ではわかりにくいかもしれませんが

大きく靴からはみ出していた底革はスッキリとして

前から見ると…出来上がりのような…??

 

そんな雰囲気もありますが

ここから革底を縫っていきます

 

 

ペロっとひと革めくったところに縫いをかけて

糸が隠れるように

隠せるように…

 

ここから靴作りも後半戦…

 

stompという名前の革靴

 

この続きはまた次回

 

つづく

 

久しぶりに少しずつですが更新中… minne と creema

靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

ここではすべてのアイテムを手作りで制作しています

 

明石の片隅にある小さなちいさな工房で

コツコツとひとつずつ作った革小物たち

 

基本的にはアトリエとイベントの出展での販売ですが

実はネットでも販売しています

自前のショッピングサイトは作れていませんが…

ハンドメイドが好きな方ならきっと1度はご覧になったことのある

 

minne」と「 creema」というサイトに登録しています

 

ここ数ヶ月は制作ばかりで商品をアップできていませんでしたが

3月に入ってから少しづつ

 

撮影しては画像編集…

さつえいしてはがぞうへんしゅう…

を繰り返して、何点か新しくアップしています

 

作っている革小物は

基本的にすべて1点物

革の組み合わせや仕様などは作りながら考えて作っているので

全く同じものは作っていません…

 

お気に入りのものを見つけていただければ嬉しいと思います

 

でもホントは実際に手に取って見て買ってもらえるのが

一番うれしかったりもします…

 

とは言いつつも

ポチっとするだけで

いつでもどこでも

お買い物ができてしまう便利な世の中

 

ほぼひきこもりのワタクシも

ほぼネットでポチっと買ってしまいます…

 

まだすべてのアイテムは掲載できていませんが

少しずつ増やしていきますので

お時間ありましたら

覗いてみてください

 

どうぞよろしくお願いします

 

minne」 「creema

 

※トップページの一番下にも・cgarally ・ m garally としてリンクを貼っていますのでご利用ください

 

 

また、次回のイベントの出展は

3月24日(土曜)の湊川公園手しごと市です

次回の出展で4度目

お天気に恵まれますように…

ご予定合いましたら、春のお出かけにどうぞお越しくださいませ

 

アトリエわっかの靴教室… 靴の底を手で縫う工程

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

本日は靴の教室の風景を…

 

手づくりで作り進めている1足の革靴

いろんな工程を経て靴のカタチになってきています

型紙から始めた靴作り

縫製、つり込み、底付け…

これらの工程が終わると見た目は「靴」になりました

 

この次にする工程は「底縫い」

革靴に詳しい方なら聞いたことはあるかもしれませんが

「マッケイ」という製法の縫い方をしていきます

 

一般的には機械のミシンでも縫える工程ですが

今回は手縫いで施していきます

分厚い革を縫う…

勿論硬くていきなりは縫えません

まずは穴をあけてから…

 

切り整えた革底に糸が通る溝を掘ってから

ポンポンと打ち込み錐で

トントン トントン

と一穴ひと穴開けていきます

穴が開けれたら…

 

縫う時に邪魔になってしまうので一旦木型を抜きます

 

 

上から見ると出来上がったよう…

 

そして…

 

 

試し履き…

 

まだまだ完成ではありませんが

ちょっと足をいれて一休み

 

良い雰囲気になりそうです

 

 

穴が開いたら、

次にするのは「糸作り」

本当に紡ぐところからではありませんが

ベースとなる綿糸を切れないように丈夫になるよう

そして針を付けれるように加工していきます

 

できあがった糸がこちら

この糸を使って一目一目縫っていきます

難しい縫い方をするわけではありませんが

平面の革を縫い合わせるのとは違って

靴の中を通して縫っていかないといけないので

糸目が見にくいので、油断をすると糸が絡まってしまいます

 

手が慣れてきても

気を緩めないように…

一目ひとめ

しっかりギュッと締めていき

少しトラブルもありつつも

グルっと縫い終わりました

 

とても時間がかかる工程ですが

自分の手で糸から作り

手縫いを施す

出来上がったときの愛着が更に増す工程です

 

ここからはヒールの積み上げ…

 

もう少しもう少し…

完成は近づいてきています

 

楽しみながら完成まで頑張って作っていきましょう

 

 

アトリエわっかの靴教室

随時生徒さま募集しています

手づくり・モノづくりがお好きな方は是非体験してみてください

何か気になることがありましたらお気軽にお問合せください→contact

 

黒いヌバックレザーの真っ黒の rogue という革靴 ➂(完成編)

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

手づくりにこだわって制作している

小さなちいさなアトリエで

コツコツと作り進めていた1足

 

「rogue ( ローグ)」という名前の革靴ができあがりました

 

以前同じ革で制作していたrogueのサンプルに

一目惚れして頂いたのがきっかけで

オーダーを頂いていたこちらの1足

 

「初めて履く革底の革靴」

 

としてオーダーを頂いていました

 

・元々革靴が大好きでアトリエわっかの靴を選んで頂く

・革靴のことはあまりわからないけど

なんとなく直感的にアトリエわっかの靴を選んで頂く

 

もちろん、どちらもとても嬉しいです

 

でも、普段から革靴を履いていなかった方に履いてもらえるのは

個人的にはなんだかとても嬉しかったです

 

普段の生活の一部に、なかったものを足してもらえたような

その人の生活に寄り添うひとつのアイテムになれるような

そんな気がして…

 

と、なんとも上手く表現はできませんが

選んでもらえて、見つけてもらえて

なんだか幸せだなぁ ということです

 

アッパーには黒いヌバックのレザーを使って

ソールはマットブラック

靴紐もブラック

 

と、すべて黒でまとめた「rogue」という革靴

 

モードのようなカジュアルのような

不思議な雰囲気の革靴に仕上がりました

 

 

革底の革靴…

 

初めて履いた時の

あのなんともいえない地面を歩いたときの感覚

 

始めは違和感があるかもしれませんが

少しずつ慣らしていってもらえたらと思います

 

これからお出かけが楽しくなるシーズンに

いろんなところへ履いていってもらえると嬉しいです

 

「もう履いてもらえているかな…?」

 

そんなことを想いつつ…

 

「rogue」という名前の革靴できあがりました

 

 

見つけていただきまして

本当にありがとうございました

 

また履いている姿も拝見できれば嬉しいです

ありがとうございました

 

黒いヌバックレザーの真っ黒の rogue という革靴 ②

神戸と姫路の真ん中あたり

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

手づくりで制作している小さなアトリエでは

1足の革靴を制作中です

 

お好みの革の組み合わせでオーダー頂いた

「 rogue ( ローグ) 」という名前の革靴です

 

本日は前回の続きのお話を…

大きめに本底を貼り合わせた状態から

手裁ちで整えていき

底が剥がれたりしないよう

底を縫って(マッケイ製法)から

その糸を隠します…

 

↑の画像は縫った後

 

よーく見たら縫っている感じはするけど

糸は見えなくなっています

 

底は地面に接する部分なので

革底のまま糸を見せて履いていると

すぐに糸は擦り切れてしまいます

だから糸を革底の中に隠して革底の状態で履いても

切れにくいよう、長く履いてもらえるように… と

縫った糸は隠しています

 

でも基本的には

更に滑りにくいように前貼りゴムをオススメしています

 

革底の靴に慣れている人でも油断していたら

ズルっと転びそうになる革底のままの靴

それに本体をできるだけ傷めずに長く履いてもらいたいから

アトリエわっかの革靴は履き始めからゴムを貼るようにしています

 

と、少し話がそれましたが…

革底を貼って縫って整えたら

この雰囲気になりました

 

ここからはヒールを積み上げていきます

 

いちまい一枚重ねては切り整えて…

まだまだ少しガタつきは残っていますが

この状態になりました

 

このままでも「靴」としては履けますが

まだ完成じゃありません

 

ヤスリを使って革包丁じゃ整えきれなかったラインを

なだらかになるよう施していくと…

 

ヒールもまぁるいラインになりました

 

ここからは最終仕上げ

色を付けていきます

 

今回はマットブラックの仕上げです

黒く染めてから、更に加工を施すと…

 

この雰囲気に変化しました

 

黒のアッパーに黒のソール

そして…

中敷も靴紐も黒

すべて黒のワントーンでまとめられた

「rogue」という革靴

 

木型を抜いてから

中敷を敷き、靴紐を通して…

 

次回完成です

 

つづく