受講開始からどんな流れで靴作りを進めていくのか、どのような工程があるのかをご紹介します。
① まずはデザインを考えましょう。
作りたい靴のデザインが決まったら、型紙と呼ばれる靴の設計図を作成していきます。
最初の数時間は紙と戯れます。
② 型紙ができたら、使用する革を決めましょう。
工房には20種類ほどの革を用意しています。
その中からお好きなものを選んでいただけます。使用する革によって出来上がりの雰囲気が大きく変わってきます。じっくりイメージに合うものを選びましょう。
また、自分で持っているレザーを使いたいという場合はその革を使用していただいても構いません。
その場合、中には靴に適さない革もありますので、事前にご相談ください。
③ 革が決まったら、型紙通りに裁断、革漉きをかけ、そして縫製していきます。
縫製では工業用ミシンを用意しています。
ミシンを使って縫製するか、手縫いで一針一針縫うことも可能です。
縫製が終わると立体感が出て靴の雰囲気がかなり増します。
④ 中底用の革を木型に添わせて、木型通りに切り揃えます。
ここから本格的に靴作りが始まります。革包丁を使って中底用の分厚い革を切り、そして次はつり込み(ラスティング)と呼ばれる工程です。
木型に縫製が終わったアッパー(甲革)をワニという特殊な形をしたペンチで添わせていきます。
つり込みが終わると完成のフォルムが見えてきます。
⑤ その後、底付けし、底縫い、ヒールをつけて、仕上げていく…
基本的にこのような流れで多くの工程を経て1足の靴が完成します。
1足の靴が出来上がるまで仕様やデザインなどで個人差はでてきますが、約30~40時間かかります。
完成まで長く時間がかかる靴作りですが、初めての1足が出来上がった時…
手をかけ、時間をかけた分だけの達成感や嬉しさが溢れます….。o○
ぜひ一度体験してみてください^^
文字だけでは伝わりにくく申し訳ないですが、基本的にはこのような流れで靴教室では作っていきます。また、随時画像も添付したいと思います。