stompという名前の真っ赤な革靴 ①

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある小さな革工房

アトリエわっか

 

今日はアトリエのサンプル作り…

手づくりの革靴のお話です

 

 

作り始めたのは

stomp ( ストンプ) という名前の革靴

 

つま先と踵部の芯材を入れるところ以外は

ライニングを使用せずにアッパー材だけで作っている革靴です

 

なので足馴染みも早く

見た目も極力ミシンステッチも少なくして

シンプルなデザインにまとめた革靴

 

アッパーの縫製を施してからは

つり込みの工程…

 

このアッパーを細身の木型に添わしていくと

 

すべてのパーツに真っ赤なレザーを使ったので

遠くから見ても目に留まる顔になりました

 

シンプルだけど

個性的な真っ赤な革靴(になる予定)

 

更に革底をつけると…

 

 

更に靴っぽく?なりました

 

大きめに裁った革底を貼ったときの状態なので

まだぼんやりした見た目ですが

ここからよくあるカタチに手裁ちで切り整えていきます

 

真っ赤な革靴

 

アトリエわっかの手づくり靴

 

つづく

 

ボチボチと焦らず進める 手づくり靴の教室

 

兵庫県は明石の片隅にある

靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

ふんわりとした名前ですが

手づくりにこだわって制作している革工房です

 

この小さなちいさなアトリエでは

商品の制作だけじゃなく

時折、手づくりの靴教室もおこなっています

 

今日はそんな教室のお話を…

 

 

「靴」を「手」で「作る」教室

 

言葉の通り

ほとんどの工程を手で使って作っていきます

 

上の画像は中底加工の様子です

靴を初めて作る人はあんまり ピンっ とこないパーツのひとつ

 

「中底」

 

字の通り、中の底の部分

 

靴の中敷きの下の部分

 

靴を履いたときに足が乗っかるところになります

 

靴になった時には目に見えなくなるところも

手間暇かけて手を使って切っていきます

 

相手にするのは

「分厚い革」

 

力任せで?それとも…?

木型に添わせた中底を

革包丁1本で切り整えます

 

包丁を使い慣れるまでは苦戦するかもしれませんが

力だけじゃなく

コツを掴んで慣れると楽しくなってきます

 

 

切り終わった後の足元は

切った破片が散らばって

 

手元を見れば

木型なりに整えた中底の姿…

 

 

できてある材料をペタっと貼り合わせるだけじゃない

手をかけて作った靴のベースになるトコロ

 

靴になると目には見えないけど

大事なトコロです

 

そんなこんなで一歩完成に近づきました

 

コツコツ進める靴作り

 

焦らず工程を楽しみながら

完成目指していきましょう

 

 

アトリエわっかの靴教室

随時生徒さま募集しています

手づくり・モノづくりがお好きな方は是非体験してみてください

何か気になることがありましたらお気軽にお問合せください→contact

 

手縫いとミシン縫い…どちらも施す 真鍮製のボルトが付いた長財布

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある 靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

ひとつひとつのアイテムを手づくりにこだわって

制作している小さな革工房です

 

今日はお財布のおはなしを…

 

 

春のイベントで良い方々との出会いもあって

作っていたお財布もいくつか嫁いでいったので

 

新しく作りたしました

 

マットなブラックのレザーを使った右下

 

アトリエわっかのアイテムとしては珍しい?

ツヤ感のあるグリーンのレザーをツギハギした左上

 

まずは2つできあがりました

 

使用したレザーも異なるので

型紙は同じですが

厚みや雰囲気はかなり違っています

 

 

ブラックの方はすべてブラックのレザーを使い

 

グリーンの方は内側にはベージュのヌメ革を使っています

 

どちらも色もパーツパーツによって

色んな種類の革を織り交ぜて組み立てました

 

「ここのパーツは…これ?

いやこっちの方が良いかな?!」

 

なんてことをブツブツと1人呟きながら…

 

どのアイテムを作るときも

その場で仕様を変えたりもするので

いつもブツブツ言いながら作っていますが…

 

 

なにはともあれ、

 

シンプルだけど癖のある

雰囲気のある長財布ができあがりました

 

お財布をお探しのお方には是非手に取って見てもらいたい

 

そんな真鍮製のボルトが付いた長財布

 

アトリエわっかの革小物

 

 

小さなサイズ… 22.0㎝の rogue という名前の革靴 ③(完成編)

「アトリエわっか」

という名前の靴と小物と教室の革工房です

 

明石の片隅にあるこの小さな工房で

作り進めていた1足…

 

rogue ( ローグ) という名前の革靴

 

22.0㎝という小さなサイズ

 

この靴の制作も終盤戦です

 

ヒールの積み上げが終わった状態から

ソールの仕上げを行っていくと…

 

 

後は木型を抜いて

 

靴紐を通しなおすと…

 

 

できあがりました

 

曖昧な色味のネイビーのヌバックレザーをアッパーに使用し

ライニングやソール、紐はブラックで統一した

 

2トーンの色合いの rogue という名前の革靴

 

 

前から見ても、

横から見ても、

後ろから見ても…

 

シンプルだけど特徴的なデザインの革靴です

 

シンデレラサイズの22.0㎝

 

 

しばらくはイベントの出展もありませんので

アトリエにもお気軽にお越しいただければ嬉しいです

 

もちろんこのrogueも他の靴も小物も

狭いスペースですが押入れにディスプレイしていますので

どうぞ覗きにいらしてください

 

よろしくお願いします

 

 

サザンモール六甲B612のマルシェ… 終了しました

兵庫県は明石の片隅にある

手づくりの靴と小物の革工房「アトリエわっか」

 

週末の土日は明石からことりっぷ

 

神戸は六甲にある サザンモール六甲B612のマルシェに出展してきました

 

 

お店とお店の真ん中のウッドデッキが会場だったこのマルシェ

 

手づくり市のようなタイプではなく

ショッピングモールで行われているマルシェの出展は初

 

珍しく横長のスペースに

ずらっと靴や小物を並べて参加してきました

 

事前の天気予報では雨マークでしたが

開催の当日は 曇りと晴れと

お天気に恵まれました

 

今年は出展の時はいつも雨じゃなく

有り難いことに、なんとも幸運を保っております

 

なんとなくアウェーな空気感でしたが

多くの方にお会いすることもできました

 

関係者の皆さま、お越しいただいた方々、

本当にありがとうございました

 

小さなサイズ… 22.0㎝の rogue という名前の革靴 ②

明石の片隅にある

靴と小物と教室の革工房 「アトリエわっか」

 

小さなちいさなアトリエでつくる

革靴や革小物たち

 

ひとつひとつに手の跡が残っているような

 

そんな気持ちのこもっているモノにしたくて

 

すべて手づくりにこだわって作っています

 

本日は前回の記事の続き

22.0㎝の rogue(ローグ) という名前の革靴のお話です

 

 

「つり込み」という工程を経て

次にするのは「底付け」の工程です

 

釘が刺さったままの靴の裏面

 

ここから釘を抜き、真ん中の段差を埋めてから

 

分厚くて硬い革底を貼りつけて

革包丁でカタチを手裁ちで整えていく…

 

 「手」で切る という

機械的な作業ではないので、均等な工業製品とは異なり

同じように見えても、ひとつひとつ個性的な表情になっていきます…

 

 

底が付くとより「靴」らしいフォルムに変化します

 

完成までは長い時間と手間暇がかかりますが

一枚の平面だった革が

ひとつひとつの工程を経るごとに

じょじょにカタチを変えていき様子が目に見えるので

作っていると夢中になり、

何足作っても楽しいんだと思います…

 

 

 「革が化ける」と書いて「靴」くつと読む

 

よく考えられた漢字だなぁー

と、いつも思います

 

底のカタチも決まったら

底を縫い(マッケイ製法)

 

そして、踵の部分にヒールを積み上げていきます

 

いちまいいちまい積み上げては切り揃えていくと…

 

後ろ姿はまさに「靴」

 

後は仕上げの工程です

 

完成まではもう少し…

 

この続きはまた次回

 

つづく

 

小さなサイズ… 22.0㎝の rogue という名前の革靴

 

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある 靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

ひとつひとつのアイテムを型紙から

コツコツと「手」で作っている小さなアトリエです

 

今回は前々から作ろうと思っていた

「靴」を作り始めました

 

新しいデザインというわけではありませんが

「22.0㎝」の小さなサイズの革靴

 

イベント出展の時にお話ししていると時折耳にする

 

「足が小さいから…」

 

「足が大きいから…」

 

なかなか欲しい靴が見つからない… というお言葉

 

 

アトリエとして用意できている

一番小さなサイズのサンプル靴も23.0㎝だったので

 

まずはと思い、作り始めたのは

22.0㎝の「rogue (ローグ)」という名前の革靴です

 

 

使用した革は淡い色味のネイビーのヌバック

 

1色でまとめたワントーンのアッパーを被せるのは

小さなサイズの木型です

 

 

手に持つとやっぱり小さなサイズ感です

 

ここからワニと呼ばれる製靴専用の工具を使い

この木型に縫製されたアッパーをつり込んでいきます

 

つり込む前と…

 

 

つり込み終わり…

 

 

ピタっと木型に添わせてから

形成するまでしばらく置いておきます

 

 

ポコっとしたつま先と

10個づつある紐穴

 

シンプルだけど特徴的なデザインの

「rogue」という名前の革靴

 

完成まで工程はまだまだつづきます…

 

つづく

 

 

今週末は… サザンモール六甲で行われるマルシェに出展します

明石の片隅にある

靴と小物と教室の革工房 アトリエわっか

手づくりでコツコツと作っているアイテムたちを持ちだして

今週末はイベントに出展いたします

 

 

5月19日・20日(土・日) 11:00~16:30

サザンモール六甲 B612 2階センターデッキ

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開催場所のサザンモール六甲

行ったことはありませんでしたが、立ち寄ってみたいなぁーと

思いつつ、通り過ぎてしまっていた場所です

 

阪神高速の真下あたりを通る国道43号線沿いにある施設

大阪方面から神戸に向かう途中の左手に見えるところ

 

雨だと…きっと中止なので

できれば晴れてもらいたい…

晴れじゃなくても曇りであってもらいたいと思うところですが

今のところ予報では生憎の雨マーク

 

てるてる坊主でもぶら下げようかな?!

開催されれば

明石から神戸を通り過ぎて六甲へ…

 

 

革靴はもちろん革小物もすべて持っていく予定ですので

ご予定合いましたらどうぞお越しくださいませ

 

良いお天気に恵まれますように…

 

 

靴の教室…初めて自分の手で作った 1足の革靴 完成しました

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある小さなアトリエ

靴と小物と教室の革工房 「アトリエわっか」

 

アトリエとしてオリジナルの革靴や革小物の制作が中心ですが

コッソリと?靴の教室も行っています

 

デザインから始めて…

履ける革靴を作る。

 

 

言葉にするのは簡単ですが

一朝一夕ではなかなか作れるものではありません

 

コツコツとひとつひとつの工程を作り進めて

ようやく完成まで作りあげた生徒さんの1足の革靴

 

本日は教室で作り始めて完成したときの様子を…

 

たくさんある工程を経て(過去の記事にアップしています)

木型を入れたまま最後に行うのは

刻印の打ち込み

 

しなくても良い工程ですが

せっかくなのでこの完成した日の気持ちを革に刻むのも良いモノです

 

日付や名前など…

思い思いの文字や数字を打ち込んで…

 

制作しているときには

ずーっと入れっぱなしになっていた「木型」を

靴から抜き取ります

 

そして、きっと思います…

 

「あ、意外と軽い」

 

作る時は重い木型の入っている状態のものを

いつも持って作っているので、そのギャップでとても軽く感じます

 

 

木型のカタチに綺麗に形成された

まぁるい つま先をした 靴のフォルム

 

ここから中敷をいれて、靴紐を通すと

いよいよ完成です

 

 

最後の方の工程は少し駆け足になったところもありましたが

とても良い顔の靴になりました

 

初めて作ったとは思えないクォリティーの1足です

 

きっと言わなければ

手づくりの革靴とは思われないんじゃないかと思います

 

時間をかけて、自分の手だけで作った革靴

 

ひとつしかない自分だけの革靴

 

これからたくさん履いて皺を作りつつ

時には修理も施しながら

長くながく 大切に履いてもらえたら嬉しいです

 

 

完成おめでとうございました!

 

2足目のチャレンジもお待ちしてます

また靴と共に遊びにいらしてください

 

初の出展だった…アート&てづくりバザール@神戸国際展示場

 

「わっか」のロゴが目印の アトリエわっか

 

ゴールデンウィーク後半の5月3・4日は明石を飛び出して…

 

神戸のポートアイランドにある国際展示場で行われていた

「アート&てづくりバザール」

に出展してきました

 

 

大阪では年に2回?神戸では1回?

なんともあやふやな情報ですが、

何年も続いている関西では大規模なイベントです

 

そんなこんなで、初めての出展

 

今回は前日に什器の搬入をしていたこともあり

まずまず落ち着いたスタートを切れました…

 

 

色んなジャンルの方々がランダムに配置されている…?

ような雰囲気だったので

来られていたお客さまも飽きずに回ることができるようにしているのかな??

と、ふと思いつつ

 

そんなじっくりと見て回ったわけではないので

かなり適当な思い付きですが…

 

 

なにはともあれ、

初めましての方にも多く出会え、

アトリエわっかを知って頂いている方にも

お久しぶりの方にもお会いできたこのイベント

 

写真を撮っていたつもりになっていて

蓋を開けると意外と撮っていなかったので

画像が少なくなってしまいましたが…

 

楽しくも、なんだか嬉しい2日間となりました

 

出会っていただけた皆さま、

本当にありがとうございました

 

またお会いできると嬉しいです