手づくりの革靴 新色の karoo という靴を作る ①

兵庫県は明石市の片隅にある 小さな革工房 アトリエわっか

手づくりの革靴や革小物の制作…そして靴の教室を行っている

小さなちいさなアトリエです

 

ここで生まれた karoo( カルー ) という名前の革靴

踵を踏んでスリッポンとしても履くことのできる革靴の

新しい革を使ったアトリエ用のサンプル制作を始めました

 

ベースに使ったのはオイルを少し含んだカーキに近いブラウンのレザー

手入れの仕方によって

濃くも薄くもなるような …

経年変化を楽しめる革を使用しました

少し急いで作っていたので制作の前半の画像はありませんが …

 

縫製・つり込み・底付けという工程を経て

 

底を縫われた状態から

踵にヒールを一枚いちまい積み上げていきます

 

そして、手作業で整えていくと …

 

踵にヒールもついた状態になりました

 

ここまで工程が進むと 履きもの にはなっていますが

ここからもうひと手間ふた手間 手を加えていきます…

 

 

毎回 原稿用紙一枚ほどの文章で靴ができあがっていきますが

この文字数と反比例するように

実は時間も手間もかかっている靴作り

 

文才のない たどたどしい文章をコツコツと綴っているこのブログ

実は100回を超えていたりもします

いつも見ていただいている皆さま ありがとうございます

 

 

と、話が少しそれましたが、

新しい革を使って作っている karoo

 

次回完成です

 

つづく

イベント出展告知 … 現代の手仕事展 11月11・12日 に明石公園で行われます

明石の片隅にある小さな革工房 アトリエわっか

 

日頃はアトリエにこもって 靴や小物の制作や 靴の教室を行っていますが

来週末 … 2度目の野外イベントに出展します

 

秋・明石城 「現代の手仕事展」

at 明石公園 西芝生広場

11月11・12日(土・日) [雨天決行]

開催時間 10:00~16:00

 

前回のロハスミーツ明石の時は雨が降ったり止んだりと

スッキリしない天気だったので

今回はスッキリ秋晴れになってもらえたら

気持ちいい気候の秋の芝生の上…

いろんなお店が並ぶ のんびり楽しいイベントになると思います

 

そんなイベントに向けて

作れていなかった小さいサイズのサイドゴアブーツや

いままで作っていなかった真っ赤な革小物…

 

他にも色々と制作をせっせと進めています

 

手づくりにこだわって作っている

アトリエわっかの 革靴や革小物を

この機会に是非ぜひ直接 触って試していただければと思います

 

まずは良いお天気になりますように…

 

ご予定が合いましたらどうぞお越しください

よろしくお願いします

真っ黒の革靴 … rogue という名前の手づくりで作られる靴 ② (完成編)

「アトリエわっか」

兵庫県は明石市の片隅にある小さな革工房です

 

車だと ブーン と通り過ぎちゃいそうな場所にある工房ですが

小さなアトリエの中では

手づくりにこだわった 靴や小物を制作したり、靴の教室を行っていたりと

外観とは裏腹に色々とおこなっています

 

そして今日は 前回の続き

 

真っ黒の革靴の続きを…

 

ヒールを積み上げられたこの状態

この状態でもほぼ完成?!ですが

ここから更に仕上げの工程を施していきます

 

ナチュラルカラーのままの底回りの革を加工して

そして色をつけていきます

 

今回のテーマはタイトルに挙げた通り「真っ黒」

 

黒は黒でも何通りか仕上げ方があるのですが

マットな黒に仕上げました

前のゴムもヒールのゴムも もちろん「黒」

この後、中敷も靴紐も「黒」でまとめていくと …

 

完成です …

 

すべてのパーツを黒でまとめた rogue( ローグ) という名前の革靴

真っ黒の革靴が出来上がりました

 

アッパーにはヌバックの黒い革を使用し

ライニングにも黒い革

紐、ソール、ゴムも黒

 

すべて真っ黒でも素材によって少しずつ異なる「黒」が重なっているので

ワントーンでも沈まずに立体的な真っ黒な靴になりました

 

アップで見るとアッパーの少し毛羽立ちのあるヌバックの質感と

ソールのマットな仕上がりが画像でも少しは感じて頂けるかなぁと思います

 

是非とも手に取って、そして試してもらいたい1足になった

 

真っ黒な rogue という名前の革靴

 

 

明石の片隅にある小さな革工房ですが

お近くに来られた際は 是非ともお気軽にお越しください