クロとミドリの “rogue” という革靴 ①

明石の片隅にある革工房

靴と小物と教室の アトリエわっか では

今日もコツコツと靴作りをしています

 

“小さな靴” の次に作り始めたのは

黒と緑の色の革を使用した “rogue” という名前の靴です

 

ポコっとしたつま先と 10個もの紐穴が特徴的な “rogue” という靴

 

クロい方はオーダー品、ミドリの方はサンプルとして作り始めました

 

まずは裁断…

 

型紙通りに革を手裁ちしていきます

大事なしるしは銀ペンで書き入れて …

そして、縫製へ … 。

 

トコトコトコトコ・・・

 

 

ミシンを使って縫い合わせると…..

 

黒と緑の革を使った “rogue” のアッパーが出来上がりました

 

オーダー頂いた黒い革の方の裏革はヌメのベージュ …

緑の革のサンプルの方の裏革は黒 …

実は表革も大事ですが、裏革の色の使い方でも雰囲気はかなり変わってきます

 

個人的にはキュッと締まった雰囲気の “黒い裏革” が好きですが

色移りが気になる方はヌメの方が使いやすいと思います

 

ここから木型に添わせた中底を加工して

“つりこみ” と呼ばれる工程です

 

 

縫製されたアッパーに紐を通し

中底を付けられた木型に添わせていくと…

 

 

キュッと木型に添った状態に …

 

デザインはシンプルにまとめていてパーツは少ないものの

特徴的なフォルムの靴 … に近づきました

 

つり込む前の ほわーん とした雰囲気と

つり込んだ後の キュッ とした雰囲気とでは

 

明らかに違う表情になる 靴作り …

 

靴作り前半の 目に見える

カタチの変化の多さも作っていて楽しいところです

 

クロとミドリの “rogue”という革靴

ここから徐々に “靴” になっていきます …

つづく。