ミニマムなデザインの手づくり靴 ①

 

手づくりの 靴と小物と教室の革工房  アトリエわっか

 

神戸と姫路のちょうど真ん中あたりにある

明石の片隅に 自分で内装も施した手づくりのアトリエを構えています

 

そんな工房では 夏が本格的に始まる前に作りはじめていた1足があります

 

 

装飾も切り返しもなく、いつもなら付けている踵のプルストラップもなしにした

 

シンプルなアッパー(甲革)のスリッポンタイプの革靴です

 

使用した革は 淡いキャメル

薄すぎず濃くもないこの革は 通年通して合わせやすい色合いです

 

 

そして使っている木型はkarooと同じ 細めのラウンドトゥの木型

 

縫製されたアッパーを木型に添わせるとこの雰囲気になりました

 

表革は一枚革で形成されており

裏革も前と後ろの2パーツにしか分けていない型なので

履いた時に足に当たるところがなく

履き心地が少しでも良くなるようにとこの型にしました

 

そしてミニマムなこのデザイン…

 

一番こだわって作ったのは履き口のラインでした

 

見た目と履いた時のバランスを考えて

何度もやり直してこのカタチに落ち着きました

 

 

そして、革底を貼りつけて

真上から見るとこのカタチに…

 

上から見たときに ソールがなるべく見えないよう

他の靴たちよりもギリギリのところで切り揃えています

 

ミニマムなデザインで作りはじめた 手づくりの靴

 

ここから制作は後半戦へと続きます

 

つづく