普段履きの革靴…緑色の stomp という革靴 ①

どんより雲の雨模様の月曜日

どうやら今日は成人式

なんとも おめでたい1日

自分が成人を迎えたのは…10数年前

きっとその頃には思い描けていなかった生活をしているなぁ…と

そんなことを思いつつ…

 

 

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房 アトリエわっか では

すべてのアイテムを手づくりで制作しています

 

小さなちいさなアトリエで

作っていたけど紹介できていなかった1足の靴を

本日は紹介させていただきます

作っているのは

淡い色味の緑色の革を使った

stomp(ストンプ) という名前の革靴です

 

革靴だけどスニーカーのように普段履きにしてもらいたいと思い

デザインして作ったこの革靴

できるだけシンプルに見えるよう

縫製部分を少なくした構造で

つま先と踵以外は一枚革になっています

細身の木型に出来上がったアッパーをつり込み、

そして、本底にはベンズと呼ばれる厚みのある底革を使用しています

ペタっと貼り合わせては

手で切り整えて…

本底・アッパー・中底を縫い合わせて強度を高めています

底縫いの後に

踵のヒールを一枚づつ付けては切っていきます

トップリフトには

すり減りにくく・滑りにくい、強化ゴムのものを使用し

整えていきました

 

ここまで作って完成まではもう少し…

 

文字数では原稿用紙1枚分ほどですが

色々と時間も手間もかかる靴作り

だから値段も高くなってしまっています

 

でも時間をかけて気持ちを込めて作っている1足の靴

しっかりリペアをしていけば長く長く履いてもらえる1足の靴となります

 

手の跡が残る ひとつひとつ異なる表情の靴を

少しでも気に入ってもらえれば嬉しいです

なんだか変な文章ですが

そんな気持ちでいつも制作しています

 

完成までもう少し

次回完成です…