兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…
明石市の片隅にある革工房
アトリエわっか
手づくりの革靴や革小物の革物たちの制作と
靴の教室をおこなっている
小さなちいさなアトリエです
本日のブログでは1足の革靴の紹介です
rogue( ローグ) という名前の革靴
アトリエのサンプルとして作り始めた1足は
28.0㎝の大きめサイズの1足です
革靴を1足完成させるまでには工程も多く、
時間も長くかかります
使用する革を選ぶところから始まるサンプル作り…
毎回まいかい作る度に悩んでいるところ、
ある意味いちばん時間がかかる工程かもしれません
そんな革選びを経て…
今回使用したのは「やさぐれた革」
アトリエで使っている革は基本的に半裁のものを使っています
その大きな1枚のほぼ全体的に傷まみれ…
きっと普通の製品にはまず使われないであろう革です
どこもかしこも傷だらけ…
大きい傷も小さい傷も1足に詰め込むように使っています
明らかに左右非対称な傷の入り方
これはなんともマニアックな1足になりそうです
そして、ソールもヒールも付けられて
もうすぐ完成のフォルム…
靴の姿になりました
なんだか あっ という間に
出来上がったような書き方をしてしまいましたが…
普段よりもかなり時間をかけて作っています
タイトルに書いた通り…
途中で日光浴をたっぷりとさせていました
窓際で初夏の日差しを浴びさせて…
革の経年変化を相当促進させるように…
それは、この今回使っている「やさぐれた革」の
経年変化がとても良い雰囲気だったので
始めから100%の状態で見せたくて…
そんな想いを込めて時間をかけて日焼けさせました
画像だとわかりにくいかもしれませんが
始めは赤みが強い革ですが
日に焼けていくと徐々に黄みが強くなってきています
もちろん日焼けだけじゃなく、
制作にもじっくり時間をかけて丁寧に想いを込めて作った1足
仕上げの工程を経て…
まもなく完成です
つづく