兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…
明石の片隅にある革工房
アトリエわっか
手づくりにこだわって制作している革靴や革小物たち
そして、手作りの靴教室をおこなっている
小さなちいさなアトリエです
本日は靴教室のお話を…
出会ったのはちょうど1年ほど前…
それから少し経ってから
本日紹介する手作り靴の制作が始まりました
デザインはもちろん、型紙から作っていく
アトリエわっかの靴教室
初めの1足は外羽の短靴に決まりました
型紙を作るところから
革を選び、手裁ちでの裁断
そして、ミシンを使った縫製の工程を経て
木型にアッパーをつり込んでいき本底を付けてから切り整えて…
ここから行うのは「底縫い(マッケイ製法)」
本底のレザーソールに溝をほり
そこに穴をひとつひとつ開けてから
専用の糸も自分で作ったものを使って縫っていきます
繊細であり、大胆な作業もある糸作りを経て
一目ひとめ縫いますぬいます
急がす慌てず行いたい工程のひとつ
急いで糸が絡まったりすると
逆に時間がかかってしまいます
一目一目手縫いで行うので
時間はかかりますが、その分愛着も湧く工程と思います
そんな底縫いを経て
カカトにヒールを積み上げて
切り整えては、ヤスリで丁寧に整えたら
底回りはロウを熱したコテで染み込ませてブラウンになるように仕上げました
木型を入れてする最後の作業は
お好みで刻印とヒールに化粧釘の打ちこみ
そして…
木型を抜いて
中敷、そして靴紐を通すと…
手作り靴の完成です
年中使いやすい色味の
キャメル色のレザーを表革に使用して
靴紐や底回りは同系色のブラウン系で統一した1足
柔らかい雰囲気で出来上がりました
履いてみるとこれまた違った感じの見え方になります
「自分で作った靴を履く…」
「自分で作った晩御飯を食べる…」
どちらも同じようですが
当たり前のようで当たり前じゃないのが
きっと靴作りなんだと思います
ほとんどの人の当たり前じゃない
自分で作る「靴作り」
もちろん一朝一夕では、なかなかできませんが
じっくり時間をかけて
コツコツ作っていけば
きっと誰でも作れます
作ろう…
作りたい…
と思えば、きっと誰でも作れます
ちょっと話がそれましたが
何をするのも楽しみながらやるのが一番です
そのひとつが靴作りだった生徒さんの1足目
見事に完成です
おめでとうございました