真っ赤なレザーの赤い革靴 koalaという名前の革靴 ①

兵庫県は明石市にある「靴屋さん」

という感じでは全然ありませんが…

 

明石の片隅にひょっこりとある

手づくりの靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

「手」を使ってつくれる革物を作っているアトリエです

 

シンプルに生活に寄り添って使えるアイテムを…

と思い日々制作している工房では

オーダーを頂いていた赤い靴を作り始めました

 

koala ( コアラ ) という名前のアトリエわっかで作っている革靴

 

アッパーに使用したのは一枚革の 真っ赤なレザー

ライニングには黒のレザー

 

赤と黒のバイカラーのkoalaの制作が始まりました…

 

実はミシンステッチも少しこだわって…

上糸と下糸には 赤 と 黒 レザーと同色になるように施しました

 

内側は履いてしまったら見えない部分ですが

シンプルだけどこだわりを詰め込みながら

 

トコトコ ダダダ…

 

と縫製したアッパーを木型につり込むと…

 

木型にピタっと添わされて

靴の顔が見えてきました

 

一枚革のプレーンな仕様なので

シンプルなフォルムです

 

そして革底を貼りつけると…

また一歩「靴」に近づきます

ここから手包丁で底のカタチを整えます…

 

個人的にも好きな工程のひとつです

自分の手ひとつで切り整える感覚がなんとも言えません…

 

 

これくらいかな?

 

いやもう少しかな?

 

と想いながらも、切り整えたら

溝起こしをして前半の工程が終了です

 

 

切り終わった後の足元には

色んなサイズの革のやま

 

良い雰囲気になりそうです

 

つづく

 

神戸…ハーバーマーケット 無事に終了いたしました

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

昨日4月1日の日曜日は神戸へおでかけ…

というか神戸のハーバーランドで開催されている

「ハーバーマーケット」

という手づくり市に出展してきました

 

 

今回で先月に引き続き2度目の出展

 

朝からなんとも人が多い神戸

普段はアトリエにひきこもっている反動もあると思いますが…

人通りの多さに少しびっくりします

 

朝の準備中にも見に来てくださる方も多く

お話しながらボチボチ準備

 

何度かの出展を重ねて分かったことがひとつ

準備に時間がかかりすぎる…

 

ということ。

 

きっと一人で作るディスプレイじゃないんじゃないかなぁ

と自己分析もしつつ…

 

でもこれが最低限のおもてなしのような気がして

もっと頭ひねって工夫しようと考え中…

 

と、すこし話がそれましたが

 

時折強い風は吹くものの

気持ちの良い天気に恵まれた中の出展でした

 

初めましての方やお久しぶりの方にも

たくさんお会いできて

春ならではの ほんわかとした気分で過ごさせて頂いた1日

 

 

あいた時間にはミュージシャンの生演奏に耳を傾けながら…

今回も楽しませていただきました

 

お会いできた皆さま

関係者の皆さま

ありがとうございました!

 

 

次回のイベントの出展は…

4月20日から万博公園で行われる

「ロハスフェスタ」です

 

ひとりで大丈夫かな…?

と 少しドキドキしていますが

あと約2週間 せっせと準備がんばります

 

どうぞご予定合いましたら遊びにいらしてください

革の?木の?真鍮の?小さな小物できました

 

アトリエわっか

 

ひらがなで「わっか」

 

横文字でシュッとした感じは

ちょっと背伸びをした感じがして

 

ひらがなで「わっか」

 

そんな名前の靴と小物と教室の革工房の「アトリエわっか」

 

明石の片隅にある小さなアトリエでは

ちいさな革小物ができました

 

ベースに使っているのは

立体的な四角い「木」

 

これを手で削って丸みを出して

革と真鍮の金具を取り付けて

キーホルダーに仕上げました

 

正面には四角く切った革を釘で留めて

 

上面には革を金具で留めています

 

そして下面には「わっか」の焼き印を…

 

 

じーーっと見てると

 

だんだん顔にも見えてくる

 

小さなキーホルダー

 

木と革と真鍮

 

好きな素材でカタチにした

小さな革?木?の小物

 

 

どれもこれも1点物

 

よーく見ると木目も違えば

表情も少しづつ違います

 

どうぞお気に入りの1つを見つけてください

 

 

今週末に出展するイベント

神戸のハーバーランドで4月1日に行われる

「ハーバーマーケット」でも展示・販売いたします

 

予報ではポカポカ陽気のお出かけ日和…

 

どうぞご予定合いましたら

遊びにいらしてください

 

よろしくお願いします

 

靴の教室… ヒールをいちまいずつ積み上げる

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

この小さな工房では商品の制作だけじゃなく

手づくりでいちから作っていく

靴の教室も行っています

 

本日は制作も後半戦まで進んできた教室の様子

生徒さんの1足の靴の紹介です

 

これは靴の裏側…

前回の教室の記事ではこの靴底にチクチクチクと見える糸目

この「マッケイ」と呼ばれている底縫いの工程を紹介しました

 

手で縫いをかけた「マッケイ製法」を終えると

次に待っているのはカカトの部分

ヒールを付けていきます

 

 

糊を塗って…

一枚ずつ貼り合わせ

手包丁で切り整える

 

そして、釘を打ちこんでしっかり固定する

 

右足と左足

片足やってはもう片足

順番に順番に

 

1枚づつ積み上げて…

 

トップリフトには天革と呼ばれる

ゴムと革が合体しているものを今回は使用しました

 

ソールやヒールの積み上げで使っている革は

ベンズという、厚みもあり硬さもある丈夫な革です

慣れないと切りにくい革ですが

このトップリフトで使われているゴム…

更に硬いんです

 

消耗品である革靴のヒール

履いていくとどうしても擦り減っていく部分ですが

少しでも長持ちするように硬いゴムが使われています

 

なので切るのも一苦労です

力任せに切るもの1つの手ですが

コツを掴めば…あんまり力を入れなくても切れたりします

 

と言っても、こればっかりはやってみないと分からないかもしれません

 

そして…

切り終わった姿がコチラです…

 

手で整えられたヒール部分

後ろ姿はもう出来上がり?

 

そんな雰囲気もありますが

完成まではあともう少しです

 

ここまでカタチになると

早く履きたい気持ちを抑えつつ…

 

あともう一息

頑張って作っていきましょう

 

 

アトリエわっかの靴教室

随時生徒さま募集しています

手づくり・モノづくりがお好きな方は是非体験してみてください

何か気になることがありましたらお気軽にお問合せください→contact

 

湊川公園手しごと市 ポカポカ陽気の1日ありがとうございました 

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

小さなちいさなアトリエで作ったアイテムを引っさげて…

 

週末はイベントに出展してきました

 

今回で4回目となる「湊川公園手しごと市」

 

こんなところに

こんな芝生の公園があるの?!

 

といった、少し変わったところにあるこの湊川公園

 

普通に自転車や自動車で走っているだけじゃ見つけられないこの公園

 

隠れてはいないけど

隠れ家的な公園でほぼ毎月行われている手しごと市です

天気も気候も最高の1日の中

出展してきました

 

ポカポカの太陽の日差しと

生演奏の音楽

子供の遊びまわる楽しそうな声

 

老若男女が穏やかな表情で春のおでかけを楽しんでおられました

 

これまで出展してきたときよりも多くの方々が

お越しになって頂けたような

そんな気がします

 

久しぶりにお会いできた方々

初めましての方々、

お越しいただきましてありがとうございました

 

作っている時間も楽しいけど

作ったものを気に入ってもらえる方に出会えるのは

やっぱり嬉しいです

 

万人に受け入れてもらえるようなものを

作りだせているとは全く思っていないので

同じ感覚を持っているお方にお会いできるのが

なんとも嬉しい…

 

今回もたくさんたくさん

出会っていただきましてありがとうございました

また、今週末にも出展を予定しています

 

次は4月1日(日曜)に神戸のハーバーランドで行われる

「ハーバーマーケット」

 

どうぞご予定合いましたら遊びにいらしてください

よろしくお願いします

 

stompという名前のシンプルな革靴…黒いレザーのオーダー靴 ③ (完成編)

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

イベント出展の際にオーダーを頂いて作り始めていた

stomp( ストンプ)という名前の革靴もいよいよ完成です

 

使用した革は黒のオイルレザー

大人な雰囲気があるこのレザーをベースに

ソールから紐まですべて黒のワントーンで統一した

1足ができあがりました

 

つま先と踵部のパーツには「裏」を表に見えるように使い

ソールは黒のロウ仕上げにしているので

すべて「黒」の1色ですが

いろんな種類の「黒」を混ぜた立体感のある表情に仕上がりました

靴のオーダーの場合はできあがりまで

大体40日前後のお時間を頂いています

 

作り始めて1日でできる革小物とは異なり

革靴はどうしても完成までには時間がかかってしまいます

 

今回も大変お待たせしましたが

 

いよいよお渡しの日…(アトリエまで受け取りに来ていただけました)

 

着用した時に撮影もさせていただきました

この日はデニムと合わせたスタイルで

大人のカジュアル

まるで履いてこられたような雰囲気もあり

とてもお似合いでした

たまたまイベントで見つけていただいたことがきっかけで

アトリエまで来ていただき、

そしてアトリエわっかの靴を履いてもらえる…

偶然かもしれませんが

こういった出会いがなんとも嬉しい…

 

アトリエを始めて良かったなぁーと思える瞬間です

 

1年通して使いやすいデザインの 「stomp」

これからいろんなスタイルで履いてもらえれば嬉しいです

 

どうぞ色んなところへ連れて行ってあげてください

 

ありがとうございました

 

stompという名前のシンプルな革靴…黒いレザーのオーダー靴 ②

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

この小さな工房で作られている

手づくりの革靴や革小物たち…

 

本日は前回の続きのお話を

 

オーダーを頂いていた1足の革靴

 

stomp( ストンプ)という名前の革靴です

 

黒のオイルレザーを使用したアッパーで

作り進めているこちらの1足

 

カジュアルだけど、どことなく大人の雰囲気も持ち合わせた

シンプルで どんな服装にも合わせやすい

stompという名前の革靴

 

普段使いしやすい革靴です

 

底縫いを施してから踵にヒールを積み上げて…

 

 

切って、削って 整えます

 

手作業だけで作る靴

アトリエわっかの手製靴

 

同じデザインの同じサイズの靴でも

正直言って100%同じには作れません

 

1足1足どうしても少し違う靴の顔になってしまいます

それは機械のように同じ力加減には

まだまだできない技術的な問題と

履いてもらう人を想いながら作っているからだと思います

 

そんなこんなで制作も終盤戦

 

 

今回は仕上げにソールにロウを染み込ませていきます

黒のロウを塗り込んで

コンロで熱した「ズボラ」と「イチョウ」という名前の

専用のコテ使用して

ナチュラルカラーのソールに染み込ませていくと…

 

白黒の画像でも違いがわかる

黒くツヤ感のある仕上がりに…

 

後は中敷きと靴紐を用意して…

 

黒いオイルレザーの  stomp  という名前の革靴

次回 完成です…

 

つづく

 

stompという名前のシンプルな革靴…黒いレザーのオーダー靴 ①

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

すべてのアイテムを手づくりで制作している

小さなちいさな工房です

 

本日はオーダーを頂いていた革靴のお話を…

 

作っているのは「stomp」という名前の革靴です

つま先と踵以外は裏革を使用しておらず

ミシンステッチもできるだけ少なく組み立てたので

スッキリしたシンプルな印象のアッパーを

細身の木型に添わせます

 

画像にもあるように釘を使いながら仮止めし、糊を使って固定して…

 

つま先部分の裏側は

細かい皺がたくさん寄ってきます…

 

こうやって画像で客観的に見ると

なんだか餃子とか小籠包みたいな中華な雰囲気ですが…

 

「靴」となってから

皺が見えるところに残らないように

裏側にギュッと入れ込んでいます

 

そして…

ピタっと木型に添わせて

靴のカタチになりました

 

使用している革は黒のオイルレザーの「表と裏」

両面をつま先、本体、踵といったパーツごとに使い分けて

コントラストがでるようにしています

ここから一回り大きく裁った底革を貼り合わせて

 

革包丁で切り整えると…

同じようで同じじゃない…

 

画像ではわかりにくいかもしれませんが

大きく靴からはみ出していた底革はスッキリとして

前から見ると…出来上がりのような…??

 

そんな雰囲気もありますが

ここから革底を縫っていきます

 

 

ペロっとひと革めくったところに縫いをかけて

糸が隠れるように

隠せるように…

 

ここから靴作りも後半戦…

 

stompという名前の革靴

 

この続きはまた次回

 

つづく

 

久しぶりに少しずつですが更新中… minne と creema

靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

ここではすべてのアイテムを手作りで制作しています

 

明石の片隅にある小さなちいさな工房で

コツコツとひとつずつ作った革小物たち

 

基本的にはアトリエとイベントの出展での販売ですが

実はネットでも販売しています

自前のショッピングサイトは作れていませんが…

ハンドメイドが好きな方ならきっと1度はご覧になったことのある

 

minne」と「 creema」というサイトに登録しています

 

ここ数ヶ月は制作ばかりで商品をアップできていませんでしたが

3月に入ってから少しづつ

 

撮影しては画像編集…

さつえいしてはがぞうへんしゅう…

を繰り返して、何点か新しくアップしています

 

作っている革小物は

基本的にすべて1点物

革の組み合わせや仕様などは作りながら考えて作っているので

全く同じものは作っていません…

 

お気に入りのものを見つけていただければ嬉しいと思います

 

でもホントは実際に手に取って見て買ってもらえるのが

一番うれしかったりもします…

 

とは言いつつも

ポチっとするだけで

いつでもどこでも

お買い物ができてしまう便利な世の中

 

ほぼひきこもりのワタクシも

ほぼネットでポチっと買ってしまいます…

 

まだすべてのアイテムは掲載できていませんが

少しずつ増やしていきますので

お時間ありましたら

覗いてみてください

 

どうぞよろしくお願いします

 

minne」 「creema

 

※トップページの一番下にも・cgarally ・ m garally としてリンクを貼っていますのでご利用ください

 

 

また、次回のイベントの出展は

3月24日(土曜)の湊川公園手しごと市です

次回の出展で4度目

お天気に恵まれますように…

ご予定合いましたら、春のお出かけにどうぞお越しくださいませ

 

アトリエわっかの靴教室… 靴の底を手で縫う工程

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

本日は靴の教室の風景を…

 

手づくりで作り進めている1足の革靴

いろんな工程を経て靴のカタチになってきています

型紙から始めた靴作り

縫製、つり込み、底付け…

これらの工程が終わると見た目は「靴」になりました

 

この次にする工程は「底縫い」

革靴に詳しい方なら聞いたことはあるかもしれませんが

「マッケイ」という製法の縫い方をしていきます

 

一般的には機械のミシンでも縫える工程ですが

今回は手縫いで施していきます

分厚い革を縫う…

勿論硬くていきなりは縫えません

まずは穴をあけてから…

 

切り整えた革底に糸が通る溝を掘ってから

ポンポンと打ち込み錐で

トントン トントン

と一穴ひと穴開けていきます

穴が開けれたら…

 

縫う時に邪魔になってしまうので一旦木型を抜きます

 

 

上から見ると出来上がったよう…

 

そして…

 

 

試し履き…

 

まだまだ完成ではありませんが

ちょっと足をいれて一休み

 

良い雰囲気になりそうです

 

 

穴が開いたら、

次にするのは「糸作り」

本当に紡ぐところからではありませんが

ベースとなる綿糸を切れないように丈夫になるよう

そして針を付けれるように加工していきます

 

できあがった糸がこちら

この糸を使って一目一目縫っていきます

難しい縫い方をするわけではありませんが

平面の革を縫い合わせるのとは違って

靴の中を通して縫っていかないといけないので

糸目が見にくいので、油断をすると糸が絡まってしまいます

 

手が慣れてきても

気を緩めないように…

一目ひとめ

しっかりギュッと締めていき

少しトラブルもありつつも

グルっと縫い終わりました

 

とても時間がかかる工程ですが

自分の手で糸から作り

手縫いを施す

出来上がったときの愛着が更に増す工程です

 

ここからはヒールの積み上げ…

 

もう少しもう少し…

完成は近づいてきています

 

楽しみながら完成まで頑張って作っていきましょう

 

 

アトリエわっかの靴教室

随時生徒さま募集しています

手づくり・モノづくりがお好きな方は是非体験してみてください

何か気になることがありましたらお気軽にお問合せください→contact