黒いヌバックレザーの真っ黒の rogue という革靴 ➂(完成編)

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

手づくりにこだわって制作している

小さなちいさなアトリエで

コツコツと作り進めていた1足

 

「rogue ( ローグ)」という名前の革靴ができあがりました

 

以前同じ革で制作していたrogueのサンプルに

一目惚れして頂いたのがきっかけで

オーダーを頂いていたこちらの1足

 

「初めて履く革底の革靴」

 

としてオーダーを頂いていました

 

・元々革靴が大好きでアトリエわっかの靴を選んで頂く

・革靴のことはあまりわからないけど

なんとなく直感的にアトリエわっかの靴を選んで頂く

 

もちろん、どちらもとても嬉しいです

 

でも、普段から革靴を履いていなかった方に履いてもらえるのは

個人的にはなんだかとても嬉しかったです

 

普段の生活の一部に、なかったものを足してもらえたような

その人の生活に寄り添うひとつのアイテムになれるような

そんな気がして…

 

と、なんとも上手く表現はできませんが

選んでもらえて、見つけてもらえて

なんだか幸せだなぁ ということです

 

アッパーには黒いヌバックのレザーを使って

ソールはマットブラック

靴紐もブラック

 

と、すべて黒でまとめた「rogue」という革靴

 

モードのようなカジュアルのような

不思議な雰囲気の革靴に仕上がりました

 

 

革底の革靴…

 

初めて履いた時の

あのなんともいえない地面を歩いたときの感覚

 

始めは違和感があるかもしれませんが

少しずつ慣らしていってもらえたらと思います

 

これからお出かけが楽しくなるシーズンに

いろんなところへ履いていってもらえると嬉しいです

 

「もう履いてもらえているかな…?」

 

そんなことを想いつつ…

 

「rogue」という名前の革靴できあがりました

 

 

見つけていただきまして

本当にありがとうございました

 

また履いている姿も拝見できれば嬉しいです

ありがとうございました

 

黒いヌバックレザーの真っ黒の rogue という革靴 ②

神戸と姫路の真ん中あたり

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

手づくりで制作している小さなアトリエでは

1足の革靴を制作中です

 

お好みの革の組み合わせでオーダー頂いた

「 rogue ( ローグ) 」という名前の革靴です

 

本日は前回の続きのお話を…

大きめに本底を貼り合わせた状態から

手裁ちで整えていき

底が剥がれたりしないよう

底を縫って(マッケイ製法)から

その糸を隠します…

 

↑の画像は縫った後

 

よーく見たら縫っている感じはするけど

糸は見えなくなっています

 

底は地面に接する部分なので

革底のまま糸を見せて履いていると

すぐに糸は擦り切れてしまいます

だから糸を革底の中に隠して革底の状態で履いても

切れにくいよう、長く履いてもらえるように… と

縫った糸は隠しています

 

でも基本的には

更に滑りにくいように前貼りゴムをオススメしています

 

革底の靴に慣れている人でも油断していたら

ズルっと転びそうになる革底のままの靴

それに本体をできるだけ傷めずに長く履いてもらいたいから

アトリエわっかの革靴は履き始めからゴムを貼るようにしています

 

と、少し話がそれましたが…

革底を貼って縫って整えたら

この雰囲気になりました

 

ここからはヒールを積み上げていきます

 

いちまい一枚重ねては切り整えて…

まだまだ少しガタつきは残っていますが

この状態になりました

 

このままでも「靴」としては履けますが

まだ完成じゃありません

 

ヤスリを使って革包丁じゃ整えきれなかったラインを

なだらかになるよう施していくと…

 

ヒールもまぁるいラインになりました

 

ここからは最終仕上げ

色を付けていきます

 

今回はマットブラックの仕上げです

黒く染めてから、更に加工を施すと…

 

この雰囲気に変化しました

 

黒のアッパーに黒のソール

そして…

中敷も靴紐も黒

すべて黒のワントーンでまとめられた

「rogue」という革靴

 

木型を抜いてから

中敷を敷き、靴紐を通して…

 

次回完成です

 

つづく

黒いヌバックレザーの真っ黒の rogue という革靴 ①

兵庫県は明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

ひとつひとつをアイテムを

手づくりにこだわって制作している

小さなちいさなアトリエです

 

本日はオーダーを頂いていた1足の革靴の制作の様子を…

 

 

作っているのは、シンプルだけど靴紐の多さが特徴的な

「 rogue  ( ローグ) 」という名前の革靴です

 

縫製が終わったアッパーを

ポコっとしたつま先が特徴的な木型に

つり込みを施して添わせていきます

 

靴作りには色んな道具も使用しますが

ここで使うのは基本的に「ワニ」と呼ばれている製靴用のペンチです

 

引っぱったり、叩いたり

 

釘や糊も使って添わせていくと…

 

木型に添わされて立体的なフォルムに変身しました

 

靴の顔が決まる大事な工程のつりこみ

 

色んな工程が重なっていく靴作りに

大事じゃない工程は一つもありませんが

特に目に見える重要なところ…

 

良い雰囲気になりました

 

使用しているレザーは黒いヌバック

お手入れがしにくいイメージもあって好き嫌いが出るレザーかもしれません

個人的にはスムースレザーとは異なった雰囲気があって

好きなレザーのひとつです

 

そんなこんなで

少し大きめに裁った底革を貼り合わせて…

 

また一歩「靴」に近づいてきた

制作中の「rogue」

 

完成まではまだ続きます

 

つづく

 

 

初出展のハーバーマーケット 終了しました

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

日曜日は先週に引き続きイベントに出展してきました

 

神戸のハーバーランドで行われるイベント

「ハーバーマーケット」

 

以前に何度か見かけたことがあったイベントですが

今回、初めて出展させていただきました

 

天気は… 晴れ

気候は… 春

 

という最高のお出かけ日和

 

搬入、搬出のときは汗だくでしたが

日中はとても気持ちの良い日でした

ちょっと久しぶりに来た神戸

普段はローカルなところで暮らしているので

たくさんの人が行かう都会の感じがどこか新鮮でした

 

街中での手作り市は初めてだったんですが

多くの方に見ていただけたような気がします

ザ・神戸…というような観覧車も見えるようなところで

芝生の上でのイベントとはちょっと違って

なんだか都会を感じれた1日でした

 

きょうは、いつもに増してまとまりのない乱文ですが…

 

お会いできた方々、

見つけていただけた方々ありがとうございました

 

 

 

そして3月はもう一つ出展が決まりました

3月24日(土曜) 湊川公園手しごと市

月末も良い気候だと良いなぁ…

と願いつつ、

 

ご予定合いましたらどうぞお越しくださいませ

 

「こんなのが欲しい」から生まれた… 小さなレザーポシェット

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

 

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

「アトリエわっか」

 

ここでは手づくりにこだわって革靴や革小物を制作しています

 

本日ご紹介するのは

「小さなポシェット」

 

まだちゃんと名前も付けれていない

小さなポシェット

 

お客様からのご要望で

アトリエわっかのポーチを

ポシェットになるようにして欲しい

というお話から作ることになりました

 

 

そして…

 

ポシェットとポーチを足して割ったような

デザインとサイズ感に仕上がりました

四角いフォルムに四角いポッケ

真鍮製のリングとボルトを付けてアクセントにした

小さなポシェット

 

二つ折りの財布とスマートフォン+αの容量の

小さなポシェットです

 

個人的には

あまり使うことのないサイズのカバン

 

作っている時も

「本当にこの大きさで良いのかな?!」

と少し不安でした…

 

元のポシェットと大きさを比較してみると

一回り以上小さくなっています

 

 

そんなこんなでお渡しの日…

 

 

財布等はバッチリ収まって

着用した感じもとても素敵でした

 

男子にはあまり馴染みのないサイズ感でしたが

女性が使うと可愛いサイズの小さなポシェット

 

荷物も最小限でお出かけしたいときや

見に付けておくセカンドバッグとして使いやすい大きさみたいです

 

全身も撮影させてもらっていました

 

足元にはネイビーのレザーを使った「rogue」

そして肩から掛けられているのは「小さなポシェット」

 

この日のコーディネートにアトリエわっかのアイテムを

うまく取り入れて頂いていました

 

これから春のお出かけに

一緒に連れて行ってあげてもらえると嬉しいです

 

靴と一緒に長く使ってあげてください!

ありがとうございました!

 

革靴をいちから作っている靴の教室 革底を付けていくと…

神戸と姫路の真ん中あたり …

明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房

アトリエわっか

 

本日は靴教室のお話です

つり込みまで終わっていた制作途中の生徒さんの1足の革靴

 

この状態でもなんだか「靴」っぽいかもしれませんが…

やっぱり まだまだ途中です

 

ここから歩く為に必要な底を付けていきます

 

「革底を貼る」

 

言葉にするとたった5文字ですが

貼りつけるまでには色々とすることがあります

 

底面を平らに加工したり

ヤスリをかけたり

はたまた釘を打ちこんだり… と

 

細かい工程を経て

 

糊を使って革底を貼っていきます

少し大きめに裁った底用の革を

ペタっと貼り合わせてから

ポンポン(金槌)を使って

 

トントントントン!

トントン!

トントン!!

 

優しくも力強くも

トントン叩いてくっつけていきます

一回り大きめの底が付けられた姿…

 

このままでも履こうと思ったら履けないことはありませんが

歩きにくい靴になってしまうので

やっぱり切り整えていきます

 

基本的には革包丁1本で

手作業で切り整えていきます

どこまで切ったら良いっていう答えはありません

人それぞれ お好みの出幅で切っていってもらっています

 

もうちょっと

もうちょっと?

もういいかな?

いや、もうちょっと…

 

と色々完成をイメージしつつ

切っていくと…

底が付いて

そして余分な部分を切り落として

更に「靴」に近づいてきました

 

どんどん姿を変えながら完成へと

一歩いっぽ近づいてきた1足の手作り靴

 

でもまだ工程は続きます

 

完成まではもう少し??

出来上がりまで楽しみながら作っていきましょう!

 

 

アトリエわっかの靴教室

随時生徒さま募集しています

手づくり・モノづくりがお好きな方は是非体験してみてください

何か気になることがありましたらお気軽にお問合せください→contact

 

小春日和の湊川公園手しごと市 無事終了しました

「 アトリエ わっか 」

兵庫県は明石の片隅にある靴と小物と教室の革工房です

 

普段はアトリエに籠っていて

あまり外にでることはありませんが…

週末の土曜日は手しごと市に参加してきました

 

12月から出展し始めて3度目の「湊川公園手しごと市」

ほぼ毎月行われている手しごと市ですが

 

お客さんとお話していると

「今回初めてきました」っておっしゃる方が多い印象のこのイベント

先月は少し雪もチラつく寒い中の開催でしたが

今月は天気も良く

日中は上着を着なくても大丈夫なくらい

ポカポカ陽気の気持ちの良い一日でした

イベントに出展するといつも思いますが

自分の作ったものを手に取って見てもらえるのは

なんとも嬉しいです

それを気に入ってもらえるともっと嬉しくなります

 

そういう人と人とのやり取りが

普段はネットでの買い物が多くなってきている分

なんだか新鮮に思える今日この頃

 

昔ながらの買い物スタイルがなんだか楽しく思えます

 

それと余談ですが…

 

靴から小物までのアイテムを全部自分で作っている

とお話するとなぜかとても驚かれます…

 

いつもお話しながら「なんでやろう?」と思いつつ

なんでやろう?と思っています

と、書いていると更になんだか気になってきたので

今度は聞いてみようと思います。。。

と、いつもながら乱文になりましたが

お会いできた方々本当にありがとうございました!

 

またお会いできたら嬉しいです

 

 

また、今週末の3月4日の日曜日は

神戸のハーバーランドで行われる「ハーバーマーケット」に出展いたします

 

こちらもご予定合いましたらどうぞお越しくださいませ

よろしくお願いします

 

見た目はお財布?!でも中身はキーケースっていうようなキーケースできました

兵庫県は明石市の片隅にある小さな革工房

アトリエわっか

 

革靴と革小物と靴教室のアトリエです

 

コツコツと手づくりでひとつひとつのアイテムを

気持ちをこめて制作しています

 

制作に集中していたこの2月

 

前々から作ろうと思っていたけど

作れていなかった革小物のひとつ  「キーケース」

 

ながーーい構想期間を経て

完成しました

 

見た目は…

 

二つ折りの財布… のようなシルエットに仕上げました

 

きっと一般的には長方形のコンパクトなものが多いですが

心持ち少し大きめサイズになっています

 

開けてみると…

このような仕様になっています

 

キーケースでよく使われている金具はデッドストックの真鍮製

馬蹄型の3連フックと2重リングを2箇所に付けています

 

カードポケットも2つ忍ばせていて

この鍵を収納するスペースにはしっかりと空間を作っています

 

上からだとわかりにくいんですが

横から見てみると…

まぁるい「木の棒」に革を巻き付けるようにして

縫い合わせています

 

ずっと前からやってみたかった

木と革の組み合わせ…

 

「どうやったらしっくりくるかなぁー」

 

と考えていましたが

やっとカタチになりました

 

そして、2重リングの部分には少し仕掛けをしています…

 

2箇所がボタンで取り外せるようになっています

 

例えば…

 

自転車鍵に使ったり

原付などのバイクの鍵

そして車の鍵などなど

使うときに単独で使った方が使いやすいであろう 「鍵」

 

特に自転車の鍵はポケットに入れたままなくす…

 

なんてことがないように出し入れできる仕様にしました

手のひらには収まるサイズ感のキーケース

アトリエわっかの新しい革小物が1つ増えました

 

「革と真鍮と木と麻糸で作られた四角いカタチのキーケース」 ¥ 7500 –

 

最初に制作したのは

ブラックとブラウンとナチュラルの3色です

 

明日2月24日に参加するイベント

湊川公園手しごと市にて展示販売いたします

 

是非ぜひ手に取って試していただきたいアイテムのひとつになりました

 

ご予定合いましたらどうぞご覧になりにいらしてください

よろしくお願いします

 

新しい革小物できました… おはぎ風のコインケース

神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある小さな革工房 アトリエわっか

 

この2月は制作やらなんやらとひきこもっては

 

作ったり…

考えたり…

作ったり…

少し出かけてみたり…

 

と、しているうちに2月も20日が過ぎていました

 

そんななか、新しくできた革小物を本日は紹介させていただきます

 

コロンとしたまぁるいシルエットに

チクチクチクとハンドステッチも施して

出来上がったのは

 

「コインケース」

 

ふたを閉めている時の見た目の雰囲気から

「おはぎっぽいなぁ…」

 

と思ったので

「おはぎ風コインケース」という名前になりました

 

なんとも安易な名前の付け方なんですが

いつもこんな感じで名前は付けています

手のひらサイズの適度なサイズ感に

開閉はバネホックを縦と横の2箇所に取り付けています

 

ガバっと全部開けると

口の部分が広くなるように型をとったので

小銭も探しやすく、出し入れもしやすくなっています

ひとつひとつ革を選びながら

色んな革を使ってコツコツコツと作りました

どれもこれも1つずつの1点物になっています

革の種類によって厚みや質感が異なるので

お気に入りのものを見つけてもらえると嬉しいです

 

「おはぎ風コインケース」 ¥2500 –

 

今週末の湊川公園手しごと市にも持っていきますので

ご予定合いましたら

直接見て触って色々と試していただければ幸いです

 

どうぞよろしくお願いします

 

イベント出展のお知らせ

靴と小物と教室の革工房 アトリエわっか

 

明石の片隅にある小さなアトリエで

日々コツコツと手づくりで制作しています

 

普段はアトリエにひきこもっていますが…

 

いくつかイベントの出展が決まってきましたので

お知らせしたいと思います

 

近々行われるイベントは2つ決定しています

 

2月24日(土) 湊川公園手しごと市

3月4日(日) ハーバーマーケット

 

今週末と来週末にどちらも神戸市内で行われるイベントです

 

湊川公園手しごと市は基本的に毎月第四土曜日に開催されていて

次回で3度目の出展になります

 

寒いのは個人的には苦手ですが…

寒い季節とわかっていてもなんだか出展したくなるイベントです

 

想像よりも広い公園に

太陽と芝生…

心地いい生演奏もあったりと とても雰囲気の良い手しごと市です

そして、次週

3月4日には神戸のハーバーランドで行われている手づくり市

ハーバーマーケットに出展します

 

初めての出展なのでどんな雰囲気なのかは

まだわかりませんが、なんともワクワクしています…

そして、もうひとつ出展が決まりました

 

万博公園で行われる ロハスフェスタ

 

12月には蚤の市でお世話になった万博公園でしたが

暖かい季節のロハスフェスタの出展が決まりました

4月20~22日、4月27~30日

計7日間の出展になります

 

 

ご予定合いましたらどうぞ遊びにいらしてください

よろしくお願いします