黒っぽい?茶色っぽい?曖昧な色味の rogue という革靴

兵庫県は明石市の片隅にある

小さなちいさな革工房

「アトリエわっか」

 

手づくりにこだわった革靴や革小物の制作

そして、手づくりの靴の教室をおこなっています

 

本日は1足の革靴の紹介です

 

 

アトリエわっかの革靴の中でも

人気のあるデザインの rogue という革靴

 

夏のイベント前にサンプルとして作っていた1足は

 

黒っぽくもあり…

 

茶色っぽくもあり…

 

グレーっぽくもある…

 

なんとも曖昧な色味の革を使用した1足です

 

 

底回りはザラっとした質感を残したマットブラック

 

靴紐もブラック

ライニングもブラック… と、

 

ダークトーンで統一した仕様になっています

 

 

可愛くもあり

 

大人の雰囲気も漂う

 

そんな革靴になった この rogue は完成して早々に

良い出会いに恵まれて嫁いでいってしまいました

 

 

なのでなんだか少し懐かしい…

 

こうやって写真を見ながら

文字を綴っていると、そんな気持ちにもなります

 

 

完成の時に撮っていた↑の画像

共に同じタイミングで嫁いでいった rogue

 

夏のおでかけに履いてもらえているかなぁー

 

たくさん履いてもらえていたら良いなぁ…

 

そんなことを想いつつ

 

 

今日はアトリエにひきこもり

 

世の中はUターンラッシュ…?

お盆もそろそろ終わりかな?

 

手づくり靴の教室 … 革の底をつけるトコロ

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある革工房

「アトリエわっか」

 

手づくりの靴や革小物の制作と

てづくりの靴の教室をおこなっている

小さなちいさな革工房です

 

本日は手づくりの靴教室の様子を…

 

 

いちから作りはじめた自作の革靴

 

デザインを自分で描き…

 

革を立体に縫製、

 

そして、つり込みという工程を経て…

 

上から見たら靴の顔になります(↑画像)

 

長く時間のかかる靴つくり

 

この次に行う大きな工程が

「底付け」という工程です

 

 

単純にペタっと付けれるわけではなく、

 

靴の裏面にシャンクを忍ばせたり …

 

なるべく平らになるように切り揃えたり

ヤスリをかけて荒らしたり …  と

 

イロイロと細かい調整を経て

 

ようやく  「ペタっ」と

 

底をはっていきます

 

 

一回り大きめに裁った革底を

靴がちゃんと収まるように

 

慎重に

 

しんちょうに…

 

 

ペタっと 手で付けてから

 

トントントン

 

トントントン と

 

しっかりポンポンで叩いてくっつけて

 

底が付いたら革包丁で整えていきます

 

どこまで切れば良いっていうような

細かいルールや規則みたいなものはなくて…

 

自分の好きなように

好みのカタチに切り整えていきます

 

 

コバを残し気味に…?

 

それともギリギリまで?

 

できるだけイメージ通りに切れるように

集中して切っていく…

 

ギリギリのトコロがこれまた難しいんですが…

できるとこまで切っていきます

 

 

そして、底が切り終わったら

 

次の工程の準備…

切り終わった革底に溝を掘っていきます

 

 

ぐるーーっと

 

掘られた溝…

 

ここから先はまた次回

 

手づくりの革靴作り

 

まだまだ続きます

 

 

アトリエわっかの靴教室

随時生徒さま募集しています

手づくり・モノづくりがお好きな方は是非体験してみてください

何か気になることがありましたらお気軽にお問合せください→contact

 

ブラウン?カーキ? 茶色って一言でいっても幅がある… 茶色い? stomp という名前の革靴 ③(完成編)

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある革工房

「アトリエわっか」

 

手づくりにこだわって制作している革靴や革小物

そして、自分の手でつくっていく靴の教室をおこなっている

小さなちいさなアトリエです

 

 

本日は前回からの続き…

制作していた 「stomp」という名前の革靴

 

いよいよ完成です…

 

 

ブラウンのような?

 

カーキのような?

 

曖昧な茶色の革を使用した1足

 

stompという名前の革靴

 

足当たりも柔らかく馴染みの早い革で作られた1足です

 

 

全体的にダークトーンだったので

靴紐はアクセントで少し明るめのベージュを採用

 

中性的な色味なので年中コーディネートに取り入れやすい色合いになりました

 

 

中敷もベージュの革を使用し、

 

カカトのトコロにはもちろん

「わっか」のロゴの焼き印を…

 

 

なるべく縫製を少なくしたデザイン…

 

細身の木型をベースに作っている1足の革靴

 

色んな服装に合わせやすいデザインになっています

 

カチっとした革靴とはまた違って

 

普段のお出かけに…

 

何気ない生活に…

 

日々の暮らしの道具の1つとして

 

使ってもらいたいと思って作った革靴です

 

気になられましたら…

 

アトリエに並べていますので

どうぞお近くにお越しの際は遊びにいらしてください

よろしくお願いいたします

ブラウン?カーキ? 茶色って一言でいっても幅がある… 茶色い? stomp という名前の革靴 ②

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある小さな革工房

「アトリエわっか」

 

手づくりにこだわった革靴や革小物の制作と

てづくりの靴教室をおこなっている

小さなちいさなアトリエです

 

本日は前回の記事の続きのお話を…

 

 

 

曖昧な色味の茶色い革を使った stomp という名前の革靴

この靴の制作も後半戦です

 

底縫い(マッケイ製法)を施したあとは

カカトのところ…

 

ヒールを一枚いちまい積み上げていきます

 

細かいことをいうとヒールを積み上げる前に

ハチマキと呼ばれる細革で傾斜を整えてから

 

ヒールのカタチに切り出した革を

 

ペタっ と貼っては

 

手包丁で切り整えて…

 

そのあと釘を打って固定して…

 

この繰り返しでヒールが付けられていきます

 

最後の地面に接地するところ

トップリフトには革ではなく強化ゴムを使っています

 

 

ヒールが付くと

 

もう見た目は「靴」です

 

ここからは仕上げの工程

特に底回りを丁寧に整えていきます

 

ヤスリを施し

手包丁じゃ整えきれなかった部分をなだらかにしてから

「ロウ」を側面に染み込ませていきます

 

革に無色のロウを入れると茶色く変化して

染料で染めるのとはまた違った

なんとも言えない雰囲気がでてきます

 

見た目だけじゃなく防水性も上がる優れもの

 

ここまで工程を施すと

そろそろ完成間近…

 

次回完成です

 

つづく

 

ブラウン?カーキ? 茶色って一言でいっても幅がある… 茶色い? stomp という名前の革靴

兵庫県は明石の片隅にある革工房

アトリエわっか

 

手づくりにこだわって制作しているアトリエでは

オリジナルの革靴、革小物の制作と

てづくりの靴の教室をおこなっています

 

本日は1足の革靴の制作風景の紹介です

 

 

裏革を使用せずに作っている革靴

stomp ( ストンプ)  という名前のアトリエわっかの革靴

 

つま先とカカト以外はアッパー革のみとなっているので

足馴染みも早いのが特徴的な革靴です

 

そんな1足の革靴

 

作り始めは、裁断から始まって、

縫製・つり込み… と続いていきます

 

 

上の2枚の画像は つり込み前 と つり込み後

 

サラッと見ると同じ様な写真にも見えるかもしれませんが

実はビフォーアフターです

 

そう言われてからもう一度見てみると

きっと違いがわかってもらえると思います

 

この木型に添わせた状態からは

革底を付けていきます…

 

大きめに裁ったものを

 

ペタっ と

 

 

そして、

 

ここから手裁ちで切り揃えていき…

 

 

見慣れた雰囲気の

靴のフォルムにまで整えます

 

片足が終わったら

もちろん続けてもう片足…

 

同じことを2回づつ繰り返して作っていく靴作り

 

楽しい?

 

めんどくさい?

 

どう感じるかは人それぞれ

 

ぼくはどうやら楽しいと思ってしまった人です

 

 

細かい工程も色々ありつつ

ここまで進めて折り返し…

 

このつづきは

 

また次回…

 

つづく

 

しばらくの間ほったらかしにしまっていたネットショップ… ボチボチと更新中です

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある革工房  「アトリエわっか」

 

手づくりにこだわって、革靴や革小物の制作や

てづくり靴の教室を行っている 小さなちいさな革工房です

 

なんやかんやと、時間は過ぎていって

 

早いもので8月…

 

真夏です。

 

今年はひと月前くらいからずっと真夏の日々

 

猛暑の日々いかがお過ごしでしょうか?

 

アトリエでは、

制作もしつつ…

 

出展のないこの8月は ずっと販売をお休みにしていた

ネットショップ(minnecreema)の更新をボチボチと進めております

 

 

今年に入って、特にこの春から夏にかけては

色んなイベントに参加させていただきました

 

出展が続いている時には商品の入れ替わりも多く

なかなかネットでの販売ができていませんでしたが

またまた少しずつアップ中です

 

 

まずはカードケースとコインケースから…

 

ひとつひとつを

撮影して…

そして編集…

それから文字をいれてアップする…。

 

なんやかんやと時間がかかるので

少しずつしか更新できていませんが

 

どうぞお時間ありましたらご覧になってみてください

 

「minne」

 

「creema」

 

 

ちょくちょくと

更新状況もお知らせさせていただきますので

よろしくお願いいたします

ご出産のお祝いに… 小さな靴の贈り物…

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある革工房

アトリエわっか

 

てづくりの革靴を中心に

革物を手づくりにこだわって制作している

小さなちいさなアトリエです

 

本日はそんな小さなアトリエで作った

小さな革靴の紹介です

 

 

作っているのは…

 

11㎝の小さな靴

 

材料は ほぼすべて「革」で作っている1足は

 

贈り物に最適なファーストシューズです

 

 

すべての工程を手作業で作っている小さな革靴

 

大人のサイズとはまた勝手が違いますが…

使う道具は大人とおんなじです

 

つり込む時にはワニを使い

切るときには使い慣れた革包丁

 

ひとつひとつの工程を経て

 

 

大人の靴と同様に少しずつ整えていきます

 

写真で見るとサイズ感がわかりにくいですが…

 

手のひらに乗せてみると…

 

 

やっぱり小さな11㎝

 

 

アトリエわっかのファーストシューズは

カカトやつまさきには芯材を使っていません

 

なので、大人の靴よりも時間をかけて形成させます

 

作り始めると早く完成させたくなりますが

その気持ちを堪えて木型を入れて長い期間寝かせておきます

 

 

じっくり時間をかけて作った1足は

 

出産祝いの贈り物

 

 

 

小さな小箱に詰め込んで…

 

気持ちを込めて作った小さな革靴

 

きっと履かせてあげれる期間は短いですが

時間が経った時、久しぶりに見たときに

優しい気持ちになれるような

思い出の品になれたら幸いです

 

ご出産おめでとうございました

 

日光浴をたっぷりさせながら作った革靴… rogue という名前の革靴 ② (完成編)

兵庫県は明石の片隅にある革工房

「アトリエわっか」

 

手づくりの革靴、革小物の制作…

そして、てづくり靴の教室をおこなっている

 

小さなちいさなアトリエです

 

ほんじつは前回の続き…

 

「やさぐれた革」を使用して作っていた rogue という革靴

 

サンプルとして作り始めていた1足の革靴

出来上がった時の様子の紹介です

 

 

 

裁断したときはもっと赤みの強かった革

 

長い間…

 

日に浴びさせては、オイルを入れての繰り返しで

 

なんとも良い色味に変化しました

靴紐はダークブラウン

ソールもブラウンにしており

トーンの違うブラウン系の色味でまとまった1足になりました

 

もちろん、革そのものの「傷」も全面に押し出した靴になっています

 

自己満足ですが…

 

時間をかけたかいもあり

独特な良い雰囲気に仕上がりました

 

この子ができあがったのがちょうど7月の東京での出展前

 

都会でのイベントが初お披露目でした

 

 

東京での良い出会いもあって

出来上がって早々に嫁いでいった この「やさぐれた rogue 」

 

あれから あっ と言う間に3週間

 

 

たくさん履いてもらっているかなー?

 

また会いたいなぁー。

 

そんなことをふと思いながら

この夏はこもって制作に励みます

 

東京へはまた11月…

 

それまでまた精進します

 

さぁ今日は月曜日…

新しい1週間、一日一日がんばります

 

日光浴をたっぷりさせながら作った革靴… rogue という名前の革靴 ①

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石市の片隅にある革工房

アトリエわっか

 

手づくりの革靴や革小物の革物たちの制作と

靴の教室をおこなっている

小さなちいさなアトリエです

 

 

本日のブログでは1足の革靴の紹介です

 

rogue( ローグ) という名前の革靴

 

アトリエのサンプルとして作り始めた1足は

28.0㎝の大きめサイズの1足です

 

 

革靴を1足完成させるまでには工程も多く、

時間も長くかかります

 

使用する革を選ぶところから始まるサンプル作り…

 

毎回まいかい作る度に悩んでいるところ、

ある意味いちばん時間がかかる工程かもしれません

 

そんな革選びを経て…

 

今回使用したのは「やさぐれた革」

 

アトリエで使っている革は基本的に半裁のものを使っています

その大きな1枚のほぼ全体的に傷まみれ…

 

きっと普通の製品にはまず使われないであろう革です

 

 

どこもかしこも傷だらけ…

 

大きい傷も小さい傷も1足に詰め込むように使っています

明らかに左右非対称な傷の入り方

 

これはなんともマニアックな1足になりそうです

 

 

そして、ソールもヒールも付けられて

もうすぐ完成のフォルム…

靴の姿になりました

 

なんだか あっ という間に

出来上がったような書き方をしてしまいましたが…

 

普段よりもかなり時間をかけて作っています

 

タイトルに書いた通り…

途中で日光浴をたっぷりとさせていました

 

窓際で初夏の日差しを浴びさせて…

革の経年変化を相当促進させるように…

 

それは、この今回使っている「やさぐれた革」の

経年変化がとても良い雰囲気だったので

始めから100%の状態で見せたくて…

そんな想いを込めて時間をかけて日焼けさせました

 

画像だとわかりにくいかもしれませんが

始めは赤みが強い革ですが

日に焼けていくと徐々に黄みが強くなってきています

 

 

もちろん日焼けだけじゃなく、

制作にもじっくり時間をかけて丁寧に想いを込めて作った1足

 

 

仕上げの工程を経て…

 

まもなく完成です

 

つづく

 

 

手づくりで作る革の靴の教室… つりこみの工程の終わりの頃

兵庫県は神戸と姫路の真ん中あたり…

明石の片隅にある革工房

アトリエわっか

 

手づくりの革靴と革小物の制作と

てづくりの靴の教室をおこなっている

小さなちいさなアトリエです

 

ほんじつは靴の教室のお話を…

 

 

前回の教室のブログが約1月前になってしまいましたが…

 

「つりこみ」という工程の続きのお話です

 

木型という靴型に

アッパーという靴の顔を添わしていくという工程です

 

「ワニ」という名前の少し変わったカタチのペンチを使って

革を引っぱっては釘を打つ…

 

トントントンと

 

音を鳴らしながら…

 

その繰り返し

 

くりかえしで

 

少しずつ添わしていきます

 

当たり前なんですが

忘れがちなことがひとつ…

 

靴って両足あるってこと

 

片足ができたらもう片足

 

だから同じことを2回しないといけません

 

きっとこれも靴作りが難しいと言われるポイントの1つだと思います

 

でも片足を経て慣れた手だと

もう片足は早くできたりもします

 

だから面白い靴作り

自分の成長も感じながら作ることもできるかも?しれません

 

 

なんやかんやと

集中しながら

トントントンと

 

少し気を緩めて

話をしながら

トントントンと

 

釘を打ったり抜いたりして

 

時間が経つのも忘れた頃に

つり込みの工程も出来上がりました

 

 

少し日も傾いて…

西日に照らされた様子がなんとも良い雰囲気

 

まるで完成したかのような雰囲気も出てしまいましたが

まだまだ途中…

 

でも良い顔の2足になりそうです

 

自分で作る革靴作り

 

完成までは

まだまだ続きます